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リハビリテーション専門職である作業療法士(OT)から、介護士に転職した私が日々思うこと

2026

0204
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2016

0225
介護士に転職してみて予想外だったのは、
介護さん達同士の会話で、ほとんど腰痛の話が出てこないことでした。

あれ?もしかして、案外みんな腰痛と無縁で仕事できてるのかな…?

そこで何人かの介護さんに直接「腰痛ありますか?」と尋ねてみたところ、
「もう、ずーーーっとありますよーーー。」とのこと。
話を聞いてみて、介護士達自身が『介護の仕事=腰痛はあって当然』と思っていて、半ば諦めている状態だという印象でした。

私の職場では、職員向けに就業前の腰痛予防体操の時間が取られるようになるとかならないとか。
職員の健康を守る対策を講じているということなんでしょうが、見方を変えれば、やはり介護の仕事をすれば腰痛は出て当然、という前提になっているということ。

でもね、聞いてくださいよ。
私、介護士に転職して半年経ちますけど、腰痛のヨの字もありません。

病棟で介護さん達の介助を見ていると、「そりゃー腰痛になるよね」と思える場面ばかりです。
基本的なコツを介護士が学んでいれば簡単に出来るはずのものも多いですが、
中には、リハに教えてもらわないとなかなか出来ないだろうなと思えるものもあります。

例えば、前の記事でも挙げた、両下肢切断の患者さんがいるんですが、
プッシュアップを利用した移乗なんていうのは、普段リフティングに頼っている介護士には思い浮かばない方法なので、当然全介助で抱え上げて腰にダメージを貯めています。
でも、その患者さんの担当リハスタッフから移乗方法について申し送りやデモが行われたことはありません。

それって、リハが介護士の腰痛を作っているとも言えるように思います。

じゃー介護の方から「腰に辛くない方法を教えて」ってリハに言えばいいじゃん。と思うかも知れませんが、
介護士が、腰痛はあって当然と思ってしまっているので、腰痛なく介助できる方法があることにそもそも気付いていない状況です。
楽な方法があるはず、という発想が無ければ、当然聞けるわけがないわけで。

リハの方から積極的に情報や技術の提供をすることで、介護士の腰痛は無くせる!と思います。
腰痛予防体操なんかするよりよっぽど理にかなってると思うんだけどな。




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2016

0221
両下肢切断の患者さんがいて、Pトイレでの排泄を頑張っています。
本人希望で、ベッド上でオムツを外してから起き上がり、
下半身裸の状態でPトイレに移乗します。
視覚障害もあってか自力では難しく、起居も移乗も介助が必要です。

車椅子への移乗時は、わずかなプッシュアップをしてもらいながら
なんとか横へ移動することでベッド⇔車椅子の乗り降りができますが、
Pトイレの場合は下半身が裸になっているせいで
横へずる動きでは男性器が挟まれたり擦れたりして痛いため、
介護さん達はみんな、本人をなんとか抱え上げて全介助で移しています。

因みに車椅子についてもPトイレについても移乗に関するリハからの申し送りは無く、
プッシュアップを利用しているのはリハ知識のある私だけで、
他の介護さんは車いすでもPトイレでもいつも全介助で抱えてるんですが。

Pトイレ移乗は前述のような理由で私もプッシュアップが利用できず、
かと言って抱え上げるような力技も私にはできず。

そこで、入浴介助用のベルトを思い付き、
私がPトイレ介助する時にちょっと試してもらったところ、
私としては力技にならずかなり楽。
本人も「痛くない、大丈夫」ということだったので、
介護職内でその情報を共有し、ぜひ使ってみてもらうことにしました。

ただ……いちいち介助ベルトを装着するということが、
果たして介護職内で定着するだろうか……という疑問がありました。
なにせ、その入浴介助用ベルトはそもそも、
別の患者さんの入浴介助の際に使うようにとリハが病棟に持ち込んだ物で、
1・2回使用された後は患者本人も介護職も誰一人としてそれを使おうとせず放置されたベルトだったからです。
場面は違えど、装着の手間が面倒で定着しなかったのであれば今回もしないのでは……と。

Pトイレ介助での介助ベルト使用を提案して1週間ほど。
私がPトイレ介助に介入した際、患者本人から唐突に
「あのベルトするようになってからねー、楽になったよー」と。
「私以外の介護さんも使ってます?」
「使ってる使ってる。みんな使ってるよ」
新しい物の導入にそこまで積極的なタイプではない患者さんが
「楽になった」と導入に対し好意的で、
しかも本人によると他の介護職もベルトを積極的に使用しているとのこと。
どうやら今回の導入は定着に成功しつつあるようです。

さて、ではどうして今回は介助ベルトの導入が定着し、
別のケースでリハが導入した介助ベルトは定着しなかったのか。

考えてみて、思い当たったのは
定着しなかったケースは、リハがリハの目で患者を見て問題点を探り、それを解決しようとした例で、
定着したケースは、介護職である私が実際の生活の中で困っていることを解決しようとした例だということ。

回復期では一概にそうとは言い切れないでしょうが、
療養病棟に於ては、病棟生活の中の問題点を拾い上げて解決することが、
患者本人にとっても介助者にとっても安楽でより良い生活に近づけるのではないかと思います。
リハの介入頻度の問題もあり、リハが自力で患者の生活を全て把握するのはなかなか難しいのはある程度仕方がないことだと感じます。
ただ、であれば病棟職員から生活の様子を十分に情報収集して問題を見出す努力が必要です。
それなのに、リハはリハの目で自力で問題点を見つけようとする方向に努力の矛先が向いていて、それが空回って実際の生活の問題点とずれが生じて、患者にも病棟にも定着しない提案をしてしまうのではないかと思います。

リハの視界に入ったものだけで生活を見ている気にならず、
情報収集に努力の矛先を向ける。
そうすれば、患者も介護も「楽になった。これは使おう」と思える提案ができ、
おのずとその提案が定着するのではないでしょうか。




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2016

0212
実は、介護とリハの連携をテーマにOT学会への演題提出を目論んでいました。
「介護士に転職したOTが思うこと」みたいなタイトルで抄録も書いて、あとは登録するだけ…。
…でも、OTとしてはどこにも所属してないんだよなー…所属ってどーするん?
無所属で登録できるもの…??

というわけで、OT学会事務局に質問メールを送ってみるも、
だいぶ意図と違う返事が届いて再度質問し直し、
でもそれに対しての返事は来ず。

そして職場では上司(Ns)に「たとえOTとしての演題提出でも、今はうちの看護部介護科で働いてるんだから話を通してもらわないと困る」と言われ。

そうこうしている間に、もう週明けが演題登録締切日です。
上司含む上層部の人たちは週末出勤してないから、
もはや許可の取りようがない。

…というわけで、今回は諦めるしかないようです。
結構試行錯誤してがんばって抄録書いたのになぁ…。
内容の如何ではないところで引っかかって、
採用不採用以前に提出すらできぬとは…。
かなり無念です。。。




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2016

0205
リハと病棟の連携の現状にかなりもどかしく思いながら働いていますが、
それでもまだほとんど具体的な行動には移していません。

具体的な行動…例えば、
患者の移乗介助の技術講習会を介護・看護スタッフに向けてやりたいし、
入院を受ける際の情報収集の曖昧さを感じるのでもっといいフォーマットを作りたいし、
事故がなければいい、だけじゃない、日々患者さんの動作が上達するための介入方法をケースごとに決めたいし統一したいし、
誰も責任を持たずになんとなくADLを変更していく状況を変えたいし…

…兎にも角にも本当は今にもやり始めたいことがたくさんあります。
一日早く始めれば、一日早く患者さんは良くなるわけですから。

でも、具体的な行動はまだ何も起こしていません。
それは、私が「リハから来た特別な人」と思われたくないから。
そしてどうしてそう思われたくないかといえば、
特別な人がいるからできる特別なこと、ではなく、
特別な人がいなくなっても、普通のこととして続いていくものを作りたいから。

私がパッパと動いてやりたいことをやるのはある意味簡単ですが、
それでは誰もついてこないし、今後続いても行かないはず。

なので転職してこの半年、
上手く話しの流れで介助のコツを同僚に伝えられる機会を静かに狙いながら、(実際、たまーに「実はこんなに簡単なことなのよ」と教えたりもしながら)とにかく自分の業務をこなすことに徹していたつもりなんです。
“特別なリハ出身の人”、ではなく、まずは“介護の同僚・仲間”になるために。

でも上司には、どんなところに問題点を感じるか、
どうすれば改善できると考えているか等の意見は伝えていました。
「OTさんの視点で気付くことある?」と聞かれるので。


つい先日。
直属の上司の、更に上の上司にいきなり呼出しをくらいまして。
「(直属の上司)さんが、あなたのことを『介護の仲間として同僚と働いてない。管理職みたいな感じになっているように思う』と言っている」と言われました。

衝撃的でした。
本当はもっと患者さんのためにも組織のためにもやりたいこと・変えたいことがたくさんあるけど、それを毎日欲求不満を貯めつつもただの介護士の仕事に徹っすることを心がけていました。
上司には確かに改善点の意見など伝えてきたけれど、それと私の実務の状況は別。

「ほら、妊活もしてるんでしょ?仕事辞めたりした方がストレスが減ってうまく行くっていうわよね」って、それ、「辞めろ」と同義じゃないですかね。

出る杭を打たれるなら打たれがいがありますが、まだ出てもない杭を打たれるのか、と。
そりゃーもー、無気力の大波に襲われました。
患者さんのため、組織のため、どうすればより良いかを考えて行動してきた、あるいはあえて行動にせずにいた。
それがそんな言葉になって返ってくるとは。。。


本当は仕事のグチを書くためのブログではないんです。
リハの人にも介護の人にも知ってもらいたい気付きがあるから、
OT有資格者が介護士をしているという珍しい人間として、それを伝えたい。
そういう意図でやってるブログなんですが……今回はグチです。

こんなんで、リハと病棟が手を取り合って改善に向けて歩き出せる日はくるのかしら。




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2016

0203
作業療法士から介護士になって、唯一苦しく感じているのはやはり給料面。

作業療法士からをしていた時は、毎月の手取りがだいたい20万ちょい+家賃手当が8万円。
同じ法人で介護士として働いている今は、夜勤をやっていないせいもあって手取りが12万弱+家賃手当1万(今は夫さんが世帯主だから実際は家賃手当はもらってませんが)。

うーん。厳しい。

うちは元々、同じ職場のリハ職同士で結婚して、給料もほぼ同じだったので、お互いに同額を毎月家計に出す、という方式でやってたんですが、私の今の手取りでは、その集金の額も下回っています。
夫さんは、「給料減ってるんだからその分家計に出す額も少なくていいよ」と言ってくれてはいますが、自分の好きで給料の少ない仕事に転職したという意地があるので、今はリハ職時代の個人の貯金を切り崩しながら、これまで通り夫さんと同額を家計に提出しています。

うーん。
介護の仕事自体は面白くやってますが、金銭的にいつまで続けられるか…なかなか厳しいです。



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