2016
世間でたまに話題になる、施設などでの介護職員による高齢者への虐待事件に対して、どうしてそんなことが起こるのか全然理解できませんでした。
患者さんが何を言っても、病気が言わせてる部分もあるんだから別にそんなにイラっとすることなんかないしなー。それにリハは、学生時代に大変な実習を経てるから、介護職に比べればある程度人間性のふるいに掛けられてるからなー。だから介護では虐待問題が話題になるけどリハではそんな話あんまり聞かないのかなー。
介護職になってみて。
ある日、職員が少なくていつも以上にてんてこ舞いだった時。
食事介助中になかなか口の開かない患者さんに対して、無性にイライラして無理矢理スプーンを押し込もうとしている自分にハッとしたことがあります。
あ、きっとこれだ、って。
リハの時には、虐待の問題は介護職の一部の人達の人格の問題だと思って疑わなかったですが、そうじゃなくて労働環境が大きく影響しているんだと思うようになりました。
自分に体力的・精神的なゆとりがないと、今まで信じられなかったようなことが自分にも起こりうるんだ、と。
だいたいどこの病院や施設に行っても、介護さん達はみんなバタバタと忙しそう。
定められた基準の職員数がいればそれで十分なのか、職員が体力的・精神的なゆとりを持って患者と接するためには、どんな職場環境が必要なのか…。
それと、虐待問題は介護職の一部の人達の人格の問題でリハではあり得ない、と思っていた以前の自分の考えが、知らず知らずにリハ職は介護職より優れていると上位に立った物の見方だったと反省しています。
私は職場環境の改善がどーのこーのと何かできる立場にいないので、とにかく今の環境においてもなるべく自分にゆとりを持てるよう、そして疲れやイライラを自覚して自制するために自己を省みることをかなり意識しながら働いています。
2016
介護職全員に勉強会の主催が申し渡されて、それぞれにテーマも振られました。
私に振られたテーマは『簡単にできるマッサージ』。
たぶん私がリハ出身だからそういうテーマになったんでしょうが、介護職も、看護職も、誰もそれに対する違和感がない模様。
リハ職がどういう仕事をしていると周囲から見られているか、その最たるものがこれなんでしょうね。昔この病棟でリハもしていた私も含め、嗚呼情けなやリハ職。
...そして、筋緊張をどんどん上げてしまうような介助を日々しているのにそれには気付かずに、マッサージをすればいいんじゃないかと考える介護職の知識不足も露呈したテーマ設定でしょう。
リハにとっても介護にとっても、なんだか情けない話。
ちょっと上と掛け合って、テーマ変更してもらおう。
2016
そこで、身近な人達にアンケートを取ってみました。...
リハから回って来たポジショニングの資料で実際に使われていたワードの中からいくつか抜粋して、介護の人達にその意味がわかるか調査。
結果(正しく意味を知っていた人の割合)
「前腕」→10%
「肩関節外転位」→0%
「頚部伸展位」→0%
「屈曲拘縮」→0%
因みにアンケートを取った介護職の内の半分は介護福祉士。
そりゃー伝わらないわ。
ポジショニングとは別の資料で、平然と「ベルクロをとめてください」みたいなことを書いてくるOTも。いやいや、あなたもリハの学校入る前、ベルクロなんて言葉知ってた!?誰にでも伝わる言葉だと思ってる!?
介護職として働いていて、怠慢をしている同僚は誰もいないということを声を大にして言いたい!みんな時間に追われ、体力を削りながらも、自分の持ってる知識の中ですごく頑張ってる!!
知らないこと、は介護の怠慢とは思えません。リハほどには専門的な教育を受けていないのを分かっていて雇っているのも、雇った後教育を十分に行わないのも雇用した会社の問題だと思うのです。
専門教育を受けた人ばかりの集まりであるリハに身を置いていると、自分が専門用語なんか全く知らなかった高校生の頃のことなんかすっかり忘れてしまって、みんなが専門用語を知ってる前提で他職種にも話をするから、なにも伝わらない。
今回アンケートを取ってみて、実は私も、さすがに前腕は知ってるかなと予想してたんですが、答えられたのは1人だけでした。そんなもんです。
だからリハの人、「介護の怠慢だ」なんて言わずに、ちゃんとわかる言葉・方法で伝えることから始めて、文句はその後で言ってみてください。
前腕すら伝わってないからね?一体伝えるべきことの何割をきちんと伝えられていることやら。
因みに、看護師にチルトとリクライニングの違いを知ってるかも聞いてみたけど、今の所まだ1人も正しく答えられてないんですよ…(´・Д・)
2015
昨日、仕事で良いことがありました。
介護として病棟に入って早半年ほど。
今まで口頭で伝える場面はたまにあったけど、昨日、とある介護の方に移乗介助のやり方を、とある患者さんの移乗を実際にやってもらう形で伝える機会があって。
「えー!こんなに違うんだ~!全然違うね。楽だわー。これ、患者さんも楽だねー!」
と、非常に喜んでもらえました。...
介助された患者さんも「今日うまいねー、いいねー」と満足そう。
コツさえ知ってしまえば実はごくごく簡単な移乗介助。
なのに「リハビリの人だから上手いよね」「勉強家なんだねー。私は勉強なんかできないから」というフレーズに阻まれるもどかしさ。
そのもどかしさをずーっとずーっと抱えた半年だったから、昨日のたった一回の移乗の伝達で、「楽!」と言ってくれた介護さんと患者さんの姿に、実は泣きそうになりました。
少しずつ、少しずつ。
広めていこう。
月10万も減収になってんだから、なにかしらの結果を出して自己満足に浸らなければやってられないよー。
2015
「リハ出身」というのが邪魔。
患者さんやスタッフから、ありがたいことに介護技術(主に移乗等の介助)について「うまい」と言ってもらえることがありますが、その前後には「さすがリハ出身」「リハ出身だから出来る」というワードももれなくセットでついてきます。
いや、リハだから出来るわけじゃないんだよ。...
だって私が学んだ研究会では看護だって介護だって一般家族だっている。
だって、リハの人だって正直ヘッタクソで見てらんない人が結構いる。
「リハ出身だから出来る」と思われてしまうことで、「私はリハじゃないから出来なくてもしょうがない」と、心の声がすごく聞こえるんですよ…。いやむしろハッキリそう言う人もいます。
違うんだよー。知りさえすれば誰にでも出来ることで、難しいことでもなんでもないんだよー( ;´Д`)
しかもそれが、たったそれだけの簡単なことが、患者さんの動作を日に日に良くしていくんだよー( ;´Д`)
私が生粋(?)の介護だったら、「うまいねー、それどうやるのー?」っていう流れになりやすいかもしれないのに…!!
あー。「リハ出身」の肩書きがホント邪魔!!

