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リハビリテーション専門職である作業療法士(OT)から、介護士に転職した私が日々思うこと

2024

0420
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2017

0405
10月から産休・育休に入り、早半年。
産休入りの前から「4/16から仕事復帰」と職場と話していたんですが、
3月末になって呼び出しを受けたので、
てっきり4月からの復帰についてシフトの調整のために呼ばれたのかと思いきや、
「介護として働かせることができない」と。

子どもがいると早番・遅番・夜勤無しの日勤しかできないでしょう?
4月から日勤で外国人技能実習生を受け入れることになったから、もう日勤で働ける枠がないの。
だからリハ部に戻るのがいいじゃない!
ううん、リハ部にはまだ何も聞いてみてないんだけどね。私達(看護部)が勝手に思ってるだけで。

という、まさかのお話でした。
看護・介護の業界に外国人を入れることには何も反対はしないけれど、
まさか10年務めてる正社員がそれによってあぶれる結果になるとは…。
ってかそれ、3月末よりももっと前からわかってたことじゃない!?言うの遅くね!!?

産休に入る前、妊婦さんの間は日勤で勤めさせてもらっていたので、てっきり同様の働き方ができると思っていたんですが…要は、働くママは(ウチの職場では)介護士にはなれないということのようです。

OT辞めて介護やってて楽しかったんだけどな……もうちょっとやりたかった。


因みに、ぶっちゃけ言ってOTの上司があまりにも合わなくて辞めた過去があるリハ部に戻るくらいなら、いっそ退職する、と伝え、別部署に異動ということになりました。
これについてはまた今度。


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2016

1011
1年弱前に回復期病棟から介護療養病棟に移ってきた患者さん。
認知症は無いものの、左無視が顕著でベッド上でもいつも右側の柵を握りしめています。
女性ながら体格が良く、股関節屈曲制限もあるためリハからの指示で2人介助で抱き上げてチルトリクライニング車椅子に移乗している方。

その患者さんの旦那さんから最近、病棟のアシスタントや主治医に苦情あり。
『最近、移乗の時に柵を握って怖がっているように見える。
 介護士の人達から雑な扱いを受けて怖い思いをさせられているのではないか。』

アシスタントさんからの報告やDr.カルテを見ると、
「今までも丁寧に対応させてもらっているが、
 今後は今まで以上に配慮させていただきます。」
というような説明がなされた様子。


いや、でも待って。
たぶん旦那さん、高次脳機能障害のことキチンと理解できていないと思う。
私はリハ出身なので、
>認知症は無いものの、左無視が顕著でベッド上でもいつも右側の柵を握りしめています。
とサラッと上に書きましたが、実際にそれをきちんと理解している人は病棟にはあまりいません。
介護士の認識も「怖がって柵を握ってるよね」とはわかっていても、本人の中で正中線がズレて認識されているかもしれないとか、「真ん中見て」と言われてもできないけど「天井を目で見てみて」「ほら、背中が全部ベッドに着いてるでしょう」と促すと意識が少し左に向いて柵から手を離せるとか、そこまでわかっている人はいません。
そして旦那さんの普段の様子を見る限り、旦那さんもご存知でない。

果たして回復期病棟にいる時に、誰か患者さんが感じているかもしれない左無視の世界のことを旦那さんにきちんと説明してくれたのかしら。
私から見ていて、介護士達はリハから言われたように移乗しているだけで、雑な扱いをしているとは思えない。
ただ、旦那さんにきちんと高次脳の説明がなされていないことで、旦那さんから介護士が不信を抱かれてしまっている。

私も今、病棟で介護士として働いていて、
介護士がみんなこんなに必死に働いているのに、
リハやDr.からの家族への説明不足により介護士に不信感を持たれるという状況に納得がいきません。

しかも旦那さんからの苦情があったということやその内容は、今のところリハには伝わっていないっぽいので、「旦那さんに高次脳の説明をした方が良いのでは」と気付ける人がおらず、高次脳の知識の浅い看護師・介護士中心に車椅子を変えたり…なんていう対応にしか繋がっていないというのも問題な気が。

…ということを本当は訴えたいんだけど、産休に入ってしまっていて出しゃばれないという。
一応プライマリーのナースには伝えたけど…



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2016

0924
「⚪︎⚪︎さん(患者)が、肩のバンドみたいなのを昨日の晩からやるんですって本人が言ってて。ながみーさんなら付け方わかるかもしれないから教えてもらえる?」
と、昼頃いきなり同僚介護士に言われました。
肩のバンド?たぶんスリングのことだよなー。でもリハからは、装着し始めるとかそういう情報はなにも聞いてないけど…
そんなことを思いつつ本人のところへ行ってみたら、やっぱりスリングでした。
ただ、本人も介護士も、誰もそれが亜脱臼予防とかそういう目的の物なんだということもわからずに道具だけそこにポンとあるだけ。なんか腕を釣るらしい程度の認識で装着も無茶苦茶な感じ。
元OTの介護士だからわかるはず、と私に話が回ってきましたが、元OTの介護士が病棟で働いてるなんて、たぶん全国的にも稀有な状況のはずで、私がそこで付け方をレクチャーしたところで何の解決にもならないので、プライマリーナースから担当OTに話をしてもらいました。

7年目くらいのOTが担当だったようですが、装着を始めること、その意味、使用法等、なにひとつ病棟に話が通ってなかった様子。
んー……そりゃ一体どうしたもんか。
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2016

0903
最近まるっきり更新していませんでした。
実は妊娠中でして、日々仕事で体力を使い切っているためPCに向かえず…。

現在8ヵ月の妊婦ですが、職場のみなさんの協力で今でもお仕事中です。
外してもらっている仕事は、ぶっ通し数時間におよぶ入浴介助当番と"本人の出力を促さないといけない場合の"移乗介助ですかね。

意識が無い方とかの全介助の移乗は別に問題なく楽にできるんですが、本人の力の発揮を待ってあげる必要があるような中途半端な介助の方がかえってハードで、これについては妊娠3・4ヵ月の時点で特定の患者様数名について免除させてもらいました。
離臀してから下肢伸展の出力が始まるまでに若干時間が必要で、それまでの間は体重をこちらで支えておいてあげる必要がある方とか。

全介助の移乗については、妊娠前後で労力は変わりません。
なんならケースによっては30㎏台くらいの患者さんのお姫様抱っこも未だにやってます。
今のところ相変わらず腰痛もないし、やはり大事なのは技術なんでしょうね。

オムツ交換もぶっ通し1時間半とかかかりますが、これはまだやってます。
体勢とか体力とかよりも、最近はお腹が邪魔でベッドに近付けないことがオムツ交換の時の大変なこと。

体は重くなってきてるし通常時よりも体力の消耗も早いものの、基本的にはごく普通に介護の仕事をしているので、同僚の年下未婚な介護士男子には「全ての妊婦がこんなに元気だと思うなよ。将来の奥さんには優しくしろよ」と言っております(*・ω・*)


でもね…時々思いますよ…。
妊婦になると、OTとしてテーブルで高次脳の検査してた方が楽だなぁ……
……今だけ高次脳検査専門で雇ってくんないかなぁ……とか(笑)。


自分が妊婦になると特にPT界から聞こえてくるウィメンズヘルスにちょっと興味湧きますね。
今のところ自身の変化はそこまで感じてないですが。


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2016

0608
実際、夏休みなんかありゃしませんが、
夏休みの自由研究、と銘打って、
前記事で話していた、疥癬発生時のとあるケースについて、
コスト面も含めた内容でまとめてみようかなと画策中です。

それにともなって、自分だけではよく知らない、薬剤の費用だったり寝具交換に関わるコストだったりを調べるために、薬剤部など他科のスタッフに協力を仰いでいるんですが、自由研究の目的を話すと「そうそう、あの患者さんね。本当にもっとどうにかしてあげられなかったのかって私も思ってたの」「あの人にとって疥癬隔離が運命を分けてしまったね…」なんて意見がかなり聞かれて、あぁ、やっぱり他科の人達もそう思ってたんだな、と改めて思いました。

疥癬が運命を分ける、だなんて。
例の患者さんは今、生死の境をさまようほど全身状態が悪くて、でもそれは疥癬のせいではなくて疥癬隔離中のフォローが問題だったわけで、疥癬そのもので死ぬわけじゃあるまいし。

自分になにができるのか、自由研究をしてみてなにが変わるのかわからないですが、何事もアクションを起こしてみなければ問題ある現状が続くのみ。

うまくまとまったら慢性期学会にでも持っていくか?

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